目を閉じて象をなでる

雑談ではギリギリ出てこないような思いつきとか、考えなどを。全体としては人生を祝福する方向性でまとめていきます

なじむ家電(4.17)

 リビングでフリーナショナルズを聴きたくなる朝もあるだろうと思い、引っ越してわりとすぐにHomePod miniを買ったのだが、これがマジでぜんぜんスマホと繋がってくれなくて毎回ストレスだった。何度Twitterに「最悪の買い物をした」と投稿しようとしてはやめたことか(狭量な情弱と思われるのがイヤだったから)。なのに、いつからか普通に使えるようになっている。なんで? ガジェットといい家電といい、奴らは無機物のはずなのに、なぜこう「なじむ」のだろう。実際にはアプデとか、あくまで工学的に記述可能な事象だとわかっているのに、それ以上の補助的な何か・・・幻のような何かが、ことをスムーズにしてくれている気がする。最近読んだアピチャッポンと誰かの対談で、その誰かのほうがいいことを言っていて、テクノロジーが進歩した結果、リアルよりもむしろ幻への感覚が研ぎ澄まされた? そうだ。俺も幻に対する嗅覚を磨いていきたい。

 

自宅で流しているのはほぼこれです。一生聴ける。