目を閉じて象をなでる

雑談ではギリギリ出てこないような思いつきとか、考えなどを。全体としては人生を祝福する方向性でまとめていきます

クリスマスプレゼント(2023.11.20)

 自分へのクリスマスプレゼントとして、壊れたAirPods Proを買い直すことにした。ワクワクしないにもほどがある。しかし、外出中に音楽を聴かないようになってから、仕事でもそれ以外でもアイデアがうまく出ないようになってしまったのも事実。これで少しはマシになるだろう。音楽といえば2023年にもっとも聴いたのはテイラー・デュプリーだった。坂本龍一のメディア展に行ったら、その彼が寄稿していたので、まじまじと眺めて読んだ。

 

「龍一は探求者だった。

それは彼がもっとも長く持ち続けた美点のひとつであったと思う。

かろうじて手の届かない場所にあるものへ到達しようと

辛抱強く取り組むときの、情熱と興奮。

たゆまぬ実験と、作る喜び。

それこそが人生を突き動かす活力となるのだ。」

 

 あるべき音に対し、"かろうじて手が届かない"、という感覚を持てることこそが才能なのかもしれないが……と思い、同じ建物にあるとは思えないほどデッドエンドな雰囲氣のサブウェイで辛いサンドイッチを食べて帰った。