目を閉じて象をなでる

雑談ではギリギリ出てこないような思いつきとか、考えなどを。全体としては人生を祝福する方向性でまとめていきます

心のドアノブはいつも内側

◆たまたまアマプラで「燃ゆる女の肖像」という映画を観る。成就しないことがあらかじめ運命付けられている女性同士の、静かで誠実な恋愛映画。18世紀のヨーロッパという個人的にビタイチ興味のない舞台設定なので、試聴してすぐに「興味ねぇやつだ」と思ったんだけど、実際にはそんなことはなく、素晴らしかった。自宅で鑑賞してるのに一度もスマホを見なかった。クリフハンガー的な要素はぜんぜんないのに。西川美和ですらサブスクで映画を観るとついスマホ見ちゃうことがあるとエッセイで書いているんだから、これはなかなかすごいこと。

 

◆デザイナー氏とイラストレーター氏と、本のカバーの打ち合わせ。なんと楽しい時間だったろう。あと2回くらいやりたい。本の装丁って本当にいいよね。

 

ロイ・エアーズにハマっている。ユビキティというバンド名もいい。ほんと白い粉ありきっていう感じ(実際の音楽はそんなことないけど)。ジャズファンクの祖らしい。黒田卓也のカバーでしか知らなかった「Everybody Loves The Sunshine」がこの人の曲であると知り興奮。

 

◆8年ぶりくらいにバンド練に入る。先は長い。バンド名も決まってないけどアー写を作ろうと思い、話題のAI絵描きにいろいろワードを与えて書かせた。いいようなそうでもないような出来栄え。個人的にはAI特有の「よくわからないところを補正する」処理に、わかりやすいけど言語化しにくいクセがあると思っていて(古い映像の高画質化とかもそう)、その感覚が人口に膾炙するのが先なのかAIがディテールまで人間っぽくするのが先なのか知らないが、現時点ではめちゃくちゃ面白いなぁと思って使っている。

 

なにかっぽくあるようでありないようでもある